北海道ツーリングに最適な時期はいつ?ゴールデンウイークは行けるの?

北海道まとめ

北海道ツーリングに行こうと思うんだけど、いつ頃が一番いい季節なの?

ゴールデンウイークとかは行けるの?

お盆は混むって聞くからできれば避けたいんだよね。

北海道ツーリングに最適な時期はいつなのでしょうか?

春や秋に行かれる際には本州との気候の違いに注意しないと

凍結や積雪に悩むことになるかもしれません。

ただ、夏というとお盆休みの北海道はフェリー争奪戦や有名なキャンプ場は

難民キャンプとなることで有名です。

そこで、この記事では北海道ツーリングに行くのに最適なタイミングを紹介していこうと思います。

気候も良くて混雑もしにくい時期はいつなのでしょうか

北海道ツーリングに最適な時期

結論から話しますと
最適なのは7-8月になります

5-6月と9-10月も可能ですが結構寒くなります
詳しくを解説してきます。

北海道の気候について

北海道の気候は本州のそれとはだいぶ違います。

まず気候帯は亜寒帯になります。

そして梅雨が無かったり、生えている植物が違ったり

もちろん気温も違います。

今回はその北海道の気候から最適な時期を考えてみたいと思います

北海道は亜寒帯に属します

北海道は日本の多くの地域が属ずる温帯ではなく亜寒帯に属します
亜寒帯とは温帯と寒帯の中間の気候で

『最寒月の平均気温が-3℃未満、最暖月の平均気温が+10℃以上』

の地域に対して割り当てられる気候区分です。
南の本州が温帯、北の樺太などが寒帯に属しており、その間の北海道が亜寒帯というわけです。

北海道各地の平均気温

まずは代表して札幌の2021年の各月の平均気温を紹介します。

  • 1月-4.4℃
  • 2月-2.2℃
  • 3月3.8℃
  • 4月7.9℃
  • 5月13.1℃
  • 6月18.9℃
  • 7月23.9℃
  • 8月22.9℃
  • 9月18.8℃
  • 10月12.5℃
  • 11月7.3℃
  • 12月-0.5℃

このようになっています。
亜寒帯である北海道では夏も過ごしやすく
州が真夏日、最近では酷暑が連続する8月でも北海道の平均気温は17度ととても過ごしやすいです。

本州では桜が満開となり、春を待っていたライダーが一斉にツーリングに出かける4月などは北海道は平均気温が10℃に届かず、まだまだ雪に覆われた世界です。
このように本州と北海道では気候がかなり違うためツーリングにいかれる際には注意しましょう。
秋には紅葉がきれいになる11月も北海道では平均気温が10度を下回り、スキー場がオープンし始めます。

地域による気候の違い

ここからは地域による気候の違いについて紹介していこうと思います。
今回は北海道の各都市の気候を紹介していこうと思います。

道南(函館)
道央(札幌)
道北(旭川)
道東(釧路)

この地域の気候を解説していきます。

道南

道南は青森県と津軽海峡を隔てて隣接しており
気候も本州の東北などと比較的近い印象です。
7-9月は函館はかなり蒸し暑くなります。

道南の平均気温は

このようになっています
北海道の中でも暖かく春や秋でも快適に走れる地域です。

道央

道央は札幌や苫小牧、千歳等の札幌の経済圏にある都市が多いエリアです。
道央は太平洋に面している苫小牧や千歳は北海道で一番雪の少ない地域です。
逆に日本海に面している石狩地方は雪が多くなります。

平均気温は

になっています
こちらも春や秋でも走れますが山間の地域ではまだまだ雪が積もっていますので注意しましょう。

道北

道北は上川、旭川、留萌、稚内等の北側の日本海側エリアをさすことが多いです。
北海道第二の都市、旭川がありますが
それ以外の地域はほぼ原野です←怒られる

日本でも屈指の人口希薄地帯となっています。
逆に手つかずの大自然が残っている地域でもあり、オロロンラインやエサヌカ線、宗谷丘陵などの絶景大自然があります。
上川は富良野や美瑛といった北海道屈指の観光エリアでもあり、北海道ツーリングでも絶対訪れたいエリアでもあります。

平均気温は

になっています
見てわかる通り冬にかなり気温が低くなります。
日本で一番低い気温を記録したもの道北の旭川で-41℃を記録しています。

逆に夏はフェーン現象と盆地というダブルパンチで35℃を超える猛暑日もあり、歴代最高気温は36℃を記録しています。
なんと最低気温と最高気温の差が77℃もあります。この記録も日本一です笑

なので北海道ツーリングにいかれる際には旭川と富良野は暑いということを覚えておいてください。

特にこちらの記事で紹介したおすすめルートでも通過する

上川盆地、富良野盆地、名寄盆地は道北盆地三銃士と呼ばれており(いちまるが呼んでいるだけ)

特に暑くなります。ここを走行するためにメッシュジャケットをおすすめの服装としています。

盆地はその特性上気温差が激しく

夏と冬の気温差、朝晩の気温差が大きいです。

夏の北海道でこの辺でキャンプされる場合は朝は結構冷える場合があります。

昼に暑くても油断しないようにしてください。

北海道ツーリングの服装については後述します!

道東

道東は北海道の東側一帯をさします。
主に釧路、根室、帯広、網走などが該当します。
道東の主要都市は湿原で有名な釧路と十勝地方の中心都市、帯広です。
道東は夏の時期には雨と霧が多く、特に霧は6-9月は2日に一回観測されており、日本一霧の多い地域になります。
ですので北海道ツーリングで行き当たりばったりの旅を考えておられる方は

道東が晴になったらとりあえず行っておきましょう。
ただ、霧の道東もまた魅力的で霧に包まれた釧路湿原や別寒辺牛湿原はまさに異世界を感じさせます。

平均気温は

こんな感じです。

冬は道北と並ぶくらい寒いですね
ただ、夏も気温が低いのも特徴です。
時には昼でも10℃少しになる日もあり、肌寒いと感じる場合もあるでしょう。

特に霧の発生が多く、道東の根室などは一年のうち

3/1に霧が発生しています。

さらに夏に集中していますので夏はほとんどの日で霧が発生します。

ですので道東で晴に巡り合えた方は晴男(女)を自称して大丈夫です。いちまる公認

道東で夏に霧が多い原因は太平洋高気圧の張り出しが原因です。

しゃしゃり出てきた太平洋高気圧はその周りに時計回りに風が吹いています

その風は三陸沖の黒潮が運んできた暖かい海水から発生した湿った暖かい空気を

道東に運んできます。

そして道東付近の親潮が運んできた冷たい海水で冷やされて水蒸気が結露

このような原理で海霧が発生します。

各地の平均気温を比較

先ほどまでに紹介した各地の気温をまとめたものがこちらです。

どうですか?
これからわかることは
『とりあえず北海道の気温差は激しい』

ということです
おすすめしている時期の6-9月の平均気温を見ても
一番低いのは道東の6月の最低平均気温の9℃
一番高いのは道東以外の26℃となっています

僕が行った時の最低気温と最高気温は
根室で9℃、旭川で35℃の時がありました
このように本当に気温差が激しいためおすすめしている時期でも服装に悩むと思います。

7-9月でも油断できない!

僕はこれまで7回北海道ツーリングに行きましたが
それはどれも7月のことです。
先ほど紹介した札幌の平均気温は23.9℃になっています。
確かに札幌周辺の気温はこのくらいかもしれません。

ただ、冒頭でも紹介した通り、北海道は広く各地方で様々な気候があります。
また、その年によって暑かったり寒かったりしました。

このようにその年や地域、はたまた日によって、天気によって本当に気温の変化が激しいのが北海道です。

おすすめの服装

では北海道ツーリングにはどんな服装で行けばいいのでしょうか?
僕のおすすめの服装は

上の服
  • 肌着は薄めのインナー
  • 上に厚めのトレーナーやパーカー
  • メッシュジャケットを着用
  • ユニクロのウルトラライトダウンを携帯
パンツ等
  • オールシーズンパンツ
  • ユニクロのヒートテックを携帯
グローブ
  • オールシーズングローブ
  • メッシュグローブを持っていけると快適(なくても良い)

こうなります。
なぜこれがおすすめなのかというと

温度調整がとても行いやすいからです。


例えば

20℃程度の時は厚手のインナー+メッシュジャケットで気持ちいい気温です

旭川で35℃になったとしても厚手のインナーを脱げば薄手のインナー+メッシュジャケットの
超涼しい組み合わせに
逆に道東で10℃になった際にはすべて着用すれば全然耐えれます。それでも寒ければレインウェアを着用しましょう

服装についてもっと詳しく解説した記事がありますので詳しくはこの記事をご覧ください

動画にもまとめています

まとめ

この記事では北海道に行くために最適な時期はいつなの?
という内容について話してきました。

まず一番おすすめの時期は7-8月でしたね
そして少し寒いですが5-6月と9-10月も可能です。

理由として各地の一年間の気温の変化を紹介しました
この表にまとめました

このように4月以前と11月以降はツーリングには向きませんし、スキー場がオープンするような時期になってきます。

最後におすすめの服装を紹介しました

上の服
  • 肌着は薄めのインナー
  • 上に厚めのトレーナーやパーカー
  • メッシュジャケットを着用
  • ユニクロのウルトラライトダウンを携帯
パンツ等
  • オールシーズンパンツ
  • ユニクロのヒートテックを携帯
グローブ
  • オールシーズングローブ
  • メッシュグローブを持っていけると快適(なくても良い)

これでしたね。

当ブログでは北海道ツーリングに日本一詳しいブログを目指しています。
おすすめルートや新日本海フェリーの乗り方、かかる費用など、北海道ツーリングのノウハウを詳しく解説しています。

北海道ツーリングの記事一覧はこちらから


北海道ツーリングの全てを解説したまとめはこちらから↓

北海道ツーリングを考えている方にはぜひ読んでいただきたい記事です。

また、北海道ツーリングにはどうしても日数が多くなるため荷物も多くなりがちです。
積載はシートバッグでもいいですが、僕が今まで20万キロ旅してきて工夫を詰め込んだ積載ボックスを販売しています。
正直シートバッグよりも圧倒的にバイク旅に向いている積載方法だと自負しています。
詳しくはこちらの記事からご覧ください

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